当時のもの

にわかのボールペン情報

覚え書き


【国内メーカーの水性ボールペンの情報】


■OHTO
『Celsus』、『LIBERTY』など、「C-300」が使える現行品を作り続けている。特に記載は無いものの水性染料インクのC-300は書き味がとても良い。



■京セラ
製品を見ると、デザインがOHTOのものと同じか似ている物が多く、OEMと思われる。



■三菱鉛筆
『EXCEED(エクシード)』のブランドのうち、「水性ボールペン」が該当。同社のEXCEEDの評価は低いのか公式の社歴に記載なし。Youtubeで1985年頃のTVコマ−シャルはあるようだ。



■セーラー万年筆
全ての水性ボールペンは、2004年に製造終了。『ROLLING』がC-300互換品。



■ZEBRA
Gianni Valentino(ジョバンニ・バレンチノ)とのコラボ商品が該当。2001年?基本的にはローラーボールは作っていないが、ゲルインクのSARASAのリフィルの規格がC-300に近い。80年代にはBe−penというブランドを展開。Be−pen1000はC-300互換。Be−pen500のリフィル、微妙にC-300より短い。Be−penは一貫して水性ボールペンのブランドであるもの、直液式など亜種が沢山ある。



■サクラクレパス
『PIGMA ROLLETA(ピグマ・ロレッタ)』が該当。


ソース:http://www.craypas.com/2012collection/books/images/pdf/00078.pdf

このページから、ZEBRAとぺんてるのものも含めて、顔料水性インクと判断できる。



■ぺんてる
「BFL5」というリフィルがZEBRAの「A-300」と共に、サクラクレパスの「Hレフィル03」紹介で互換芯として紹介されている。「スーパーボール」というのが、おそらく水性ボールペンの別称。このことからローラーボールという呼び方は、かなり後に定着したものと想像できる。「SCEPTER(セプター)」がC-300互換品。

福島県に、山内屋商店というのがあって、1970年代の商品らしいとカテゴリー分けされていた商品に「ROLLY」という水性ボールペンがあります。リフィル:CFL4、筆記線幅:0.2mm、価格1500円。ノック式水性ボールペンとのことで、当時の技術でキャップレスは考えにくいので、1970年では無いのではと推測。ゲルインキか?



■Pilotコーポレーション
80年代に発売された『Laureate (ローリート)』が該当すると思われる。同社では、水性インクの定義が曖昧で不明な点も多い。個人的な見解だが、水性インクは消費量が大きいので、D1のような小型のリフィルにはなりにくい。ゲルインクにも同じ事が言える。D1唯一のゲルインクを作っているが、コスパが悪いのでは?水性ボールペンと紹介していて、



■トンボ鉛筆
現行品のZOOM505、ZOOM535などが水性ボールペンだが、独自規格のリフィルを使っていて、C-300系と互換は無い。水性顔料インクが特徴で、個人的には水性の書き味で無く油性っぽい書き味。



■プラチナ万年筆
『SURE POINT』がC-300互換。ただし、万年筆カートリッジの物もあるらしい。替え芯は「SSP-300」。



■デザインフィル
同社は、「MIDORI」のブランドで有名。これとは別の「TRAVELER'S COMPANY」のレーベルで、無垢の真鍮の筆記用具を展開。その中で国産で数少ない高級タイプのローラーボールを販売。『BRASS ROLLERBALL PEN』。リフィルはカートリッジ式の万年筆のインクを使うタイプなので、C-300系は使えない。下町の町工場で作っているらしい。